新春をしっとりとしたドイツリートの音楽でお楽しみ頂く、名曲揃いの‘ア・ラ・カルト’な歌曲によるコンサートです。新年と言われると、華やかなオペラ・アリアでの幕開けを思い浮かべる方も多いかと存じますが、ソプラノ、テノール、バリトン等の様々な声種により、人間の心の奥底の感情のひだを表現した、内省的なリート音楽の世界も、また一層味わい深いものです。純粋に音楽のみならず、詩の美しさにより、文学的要素を含む作品としても、存分にお楽しみ頂ける事が、ドイツリート鑑賞の最大の醍醐味ではないでしょうか。お正月休み最後のマチネを名曲と共に、是非ごゆっくりとおくつろぎ頂いて、歌が皆様の‘心のチャージ’（休息そして、明日からの為の充電！）となりましたら、大変本望に思っております。